スペガ通信
~木を知ろう~第六十二回・貯蓄・節約型のカエデ③
こんにちは
木を知ろうのコーナー連載第六十二回目です
今回は「貯蓄・節約型のカエデ③」です
■胴枯れ病にかかりやすい
形成層や師部を侵す胴枯れ病にかかりやすいので、
強い剪定は避けましょう
■樹液が甘い
メイプルシロップを採るサトウカエデ、
日本ではイタヤカエデからも甘い樹液が採れます
そのため穿孔中の害が他の樹種より多いのです
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~木を知ろう~第六十一回・貯蓄・節約型のカエデ②
こんにちは
木を知ろうのコーナー連載第六十一回目です
今回は「貯蓄・節約型のカエデ②」です
■樹皮でも光合成をする
カエデの多くは葉をたくさん茂らせません
少しの葉で光合成をして、幹の柔細胞にためこみます
カエデはlかなり太い幹でも樹皮で光合成をしています、
あまり、投資せず、こつこつ貯めこむタイプのようです
■腐朽に強い
腐朽が入っても生きている辺材部分は防御層を作る力が強いので、
小さな傷にはよく耐えます
しかし、太い枝を切られると辺材を侵す菌が入ってしまいます
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~木を知ろう~第六十回・貯蓄・節約型のカエデ①
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木を知ろうのコーナー連載第六十回目です
今回は「貯蓄・節約型のカエデ①」です
木を切ったとき、断面が褐色の部分(心材)と白い部分(辺材)に分かれているのを
見たことがありますか??
心材は死んだ部分ですが、辺材は生きた部分です
カエデ類はかなり長期間辺材が生きていますが、
特に北アメリカのサトウカエデは150年くらい生きていると言われています
カエデの性質を見てみましょう
■イロハモミジ
花と実が上向き
■ヤマモミジ
花と実は下向き
サトウカエデに心材が現れるのは150年、ポプラは約20年、
サクラは数年、ホワイトオークは数年以下です
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~木を知ろう~第五十九回・世渡り上手のフジ③
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木を知ろうのコーナー連載第五十九回目です
今回は「世渡り上手のフジ③」です
■保険をかけるしっかりモノ
森の中でフジは複数の木に巻きついています
1本だけだと、その木が枯れて倒れてしまったら、
フジも一緒に倒れてしまいます
まきついた木が倒れないうちに、他の木にも巻きつき、
自分は倒れず日光を十分に受けられるようにします
樹木は長い時間をかけて大きくなりますが、
フジはこれらの木々に巻きつくことで早く高く成長し、日光を得ます
熱帯のツル植物の中には、幹全体に網目状に巻きつき、
その木が枯れても自分はそのまま立っているものもあります
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~木を知ろう~第五十八回・世渡り上手のフジ②
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木を知ろうのコーナー連載第五十八回目です
今回は「世渡り上手のフジ②」です
■年輪より若い?
フジの年輪をすべて数えたらそうとうな樹齢になります
しかし、この年輪にだまされてはいけません。フジは1つの円形の
年輪を作ると同時に半月状の年輪をいくつかも作ることができます
本当の年輪は丸い年輪の数なのです。
でも、丸い年輪の部分が成長をとめて半月部分だけが成長する
ということもよくあります。そうすると本当の年数は分からなくなってしいます
半月状の年輪を余分に作ることで、フジの幹は扁平になり、
幹に密着し巻きつきやすくなります
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~木を知ろう~第五十七回・世渡り上手のフジ①
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木を知ろうのコーナー連載第五十七回目です
今回は「世渡り上手のフジ①」です
フジはツル植物です
他の樹木が高く成長するには長い時間がかかりますが、
フジのようなツル植物は他の木に巻きついて日光を早く
得る方法をとっています
■ツルを巻く方向の違い
フジは種類によって巻き方が決まっています
フジは上から見て右回りで巻きつきます
なぜこのように方向が決まっているのかは謎です
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~木を知ろう~第五十六回・タケの勝因③
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木を知ろうのコーナー連載第五十六回目です
今回は「タケの勝因③」です
■暗くても伸びるタケノコ
樹木は、暗い場所だと光合成ができず、
途中で枯れてしまします
樹木よりも上に伸びたタケは葉を広げて樹林を覆い、
樹木は枯れてしまいます。樹木をタケの勢力から守るには、
タケを切るか、タケノコを取って繁殖を抑えるしか方法はありません
竹林を枯らすには、6~7月頃タケをすべて切り、地下茎に蓄えられた
エネルギーで出た細かい竹を2~3年間、6,7月に切ると
大体絶滅します
↑↑クリックで拡大します
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~木を知ろう~第五十五回・タケの勝因②
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木を知ろうのコーナー連載第五十五回目です
今回は「タケの勝因②」です
■巨大な一つ
マダケやモウソウチクは1本1本が地下茎でつながっていて、
集団で1つの体を構成しています
林のような集団に見えますが、
巨大な1個体なのです
木は普通、幹1本が1個体です
または株立ちの一塊が1つの体です。
■暗くても伸びるタケノコ
タケノコが畳を突き破って伸びてきたという話を聞いたことが
ありませんか?タケノコは暗い場所でも伸びることができます
明るいところにあるタケが生産した糖をタケノコは地下茎を通じてもらい、
そのエネルギーで急速に高くまで成長します
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~木を知ろう~第五十四回・タケの勝因①
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木を知ろうのコーナー連載第五十四回目です
今回は「タケの勝因①」です
現在マダケやモウソウチクがどんどん繁殖して、
スギ・ヒノキ等の植林地や広葉樹林を脅かしています。
タケが繁殖して人が入れなくなっている場合もあります
タケはなぜこれほど繁茂できるのでしょうか?
タケとその他の木との違いを見てみましょう
■タケの体、木の体
タケ
タケは全体が成長点で、節の間が伸びます
(ある程度まで伸びたら止まります。)
しかし形成層は無いので、太りません
樹木
樹木の成長点は枝先と幹、枝の外側(形成層)にあります。
だから、積み重なるように伸び、幹や枝の途中は伸びません
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~木を知ろう~第五十回・ソメイヨシノは美人薄命③
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木を知ろうのコーナー連載第五十回目です
今回は「ソメイヨシノは美人薄命③」です
前回に引続きまして、ソメイヨシノについて書いていきたいと思います
花見を楽しむために植えられたソメイヨシノですが、
より長く生きてもらう為に、人がよく通る場所には事前に
スノコを置く等、根を傷めないように心がけましょう
■桜餅の葉はなに桜?
桜の葉の裏を良く見てください
ソメイヨシノやエドヒガンには葉裏の葉脈に毛があります。
オオシマザクラには毛がありません
このことから、毛が無く、葉が大きいオオシマザクラが桜餅を
包むのに採用されたのです
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