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父へ

年末、年始大阪の実家に帰省しました。 毎回帰省するたびに年老いていく両親を見るのは少し 寂しいものがあります。 私が子供の頃、父はとても厳しく、怒られると反省するまで正座 させられ、時には手をあげられることもありました。 父が家に帰ってくる時間には綺麗にしていないと怒られ、 7時の門限に遅れては叱られ、祖母に少しでも偉そうな口を きけば叱られ、畳の縁を踏んでも叱られる毎日でした。 そんな父に反抗することもしばしば有、早く父の元を離れたいと 思ったこともありました。 しかし、私が結婚の為大阪を離れこちらに来ることになった時 父は主人に「我が儘に育ててしまった。贅沢はさせなくいい。自分達の ことも心配しなくていい。その代わり病気になった時だけは面倒を 看てやって欲しい」と言い涙を流していました。 父の涙を始めて見ました。 深く感謝の気持ちでいっぱいになり、父の娘でよかったと感じました。 厳しかった父もすっかり気弱になり、今では反対に 私が父のことを叱ったりすることもあります。 厳しかった父が懐かしく思えます。 いつまでも、元気で長生きして時には又叱ってください。